LCF(四肢体幹促通法)とは
LCF:Limbs Core Facilitation therapy
LCFはヒトの動作時に必要不可欠な「重心移動」という部分にフォーカスした治療手技法になります。
「身体の不調(痛みや機能障害)は重心移動の制限によって生じる」というのがLCFの考え方です。
「重心移動」とはよくスポーツで耳にするかと思いますが、スポーツ動作に限らず、日常のすべての動作において必要不可欠なものです。
LCFでは独自の身体動作理論と独自の評価法により身体を4つの姿勢タイプと3つ重心移動パターン(計12通り)に分類することで、体のどこで問題が起こっているのかを詳細に見分けることができます。
LCF身体動作理論は進化学、発達学、クラインフォーゲルバッハの運動学、歩行学、脳神経学、心理学、某中枢神経疾患系アプローチ手技などを中心にして考えられており、「ヒトの体は動くもの」がBaseとなっています。
また動作時に必要な抗重力活動やAPA(随伴性姿勢調節機構)を機能させる為に四肢末梢からアプローチすることがこの手技名の由来となっています。
LCFは手技でありながら、身体動作理論(運動学)を基にした評価法でもあります。
【LCF評価法のメリット】
①評価に機械や特殊な器具を使わない点。
②3つの評価項目(場合によっては4つ)で姿勢及び動作分析ができる点。
③施術室や治療室、ベッドがいらずその場でできるのでスポーツ現場でもすぐに行える点。
④評価の間違い、見落とし、ミスが少ない点
手技もそうですが、このLCF身体動作理論、評価法を是非学んでいただけたらと思います。
LCF講習会について(詳細).PDF (0.19MB)